「足を失うか」の最終選択は。。。残す。。

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足先の腫瘍1

写真の子は

手の甲に腫瘍ができて

少し様子を見ていたら、

アッというまに大きくなり

足をまるごととらないと

完全に腫瘍を取り除くことが

できない状態となっていました。

足先の腫瘍2

このガンの

増殖スピードは

すさまじく早く

手の甲の周囲の

4分の3

を覆うように

増えています。

足先の腫瘍3

もし

足を取らないで

ガンを全部とろうとすると

足のさきの皮膚がなくなり

骨とスジだけの状態となってしまうため

手術ができません。

完全にガンを取るならば

足ごとガンを摘出する方法が妥当です。

断脚手術のメリットデメリット

飼主様と話し合い

でた結論は。。。。

足を残すことでした。

散歩に行くことが楽しみなので

足を残したいとのことでした。

 

これから先の内容は

この子の闘病と治療の様子を

お伝えします。

数本のブログにまたぎますが

お付き合いください。

 

 

治療の方針は次のように話し合いました。

足のさき腫瘍治療計画

まず、大きくなりすぎたガンを

大方、取り除く手術をします。

 

【手術写真注意】詳しい手術ブログはコチラ

脚のさき腫瘍治療計画2
手術をしてキズが回復している間は

免疫力が弱くなることが

予想されるため

免疫細胞治療などを行い

少しでもガンの勢いを止めておく。

治療計画栄養療法
それらと、並行して

ガンになった原因と思われる

栄養不足を解消して

ガンに対しての抵抗力をつけていく。

そして、その後はひきつづき栄養療法だけで

ガンの大きさを維持する

という作戦です。

 

この子の栄養療法ブログはコチラ

栄養不足が解消されれば

ガンに対抗する免疫力がつき、

大きくなるスピードを和らげます。

 

足先の腫瘍4

足先の腫瘍5

現在では

手術も無事に終え

栄養療法のみ

ガンの大きさの維持

を行っているところです。

もちろん、元気や食欲も維持されていて

しっかりと4本足で散歩に出かけて

のびのびと生活しています。

 

【関連ブログ】

→【手術写真注意】申し訳ない手術