悲劇。パンツ。はかされました。。

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大腿骨頸骨折1

今回は

「猫とパンツについて」

ではなく

骨折についてです。

この子は

外で生活していて

ある日みると

急に元気なく

歩き方がおかしいと

保護され

動物病院にやってきました。

大腿骨頸骨折2

若い猫の骨折は

治りが早く

安静にそして

軽い固定をしていれば

くっつくことが

多いです。

しかし

この子は

股関節の部分で骨折しています。

よく動き

筋肉の多い

かつ

固定しにくい

力のかかる部分です。

大腿骨頸骨折3

さらに経済的な

野良猫の事情というものもあり

この子の骨折治療を考えると

一工夫必要になると

予想しました。

大腿骨頸骨折4

まずは

麻酔箱に入って

麻酔をかけてます。

大腿骨頸骨折5

そして

骨折の治りを早くするため

本人の血液から

キズの治りを早くする部分だけ

抽出して

骨折部分に注射します。

(PRP療法という再生医療の技術です。)

大腿骨頸骨折6

そして

手術はせずに

パンツをはかせます。

大腿骨頸骨折7

ふんぬっ!!

大腿骨頸骨折8

シュタッ。。

大腿骨頸骨折9

これは

エーマースリング包帯法

と言って

股関節を固定するための

固定方法です。

最低でも7日間の固定ということで

計画を立て。

その後は

自由に遊んでいました。

大腿骨頸骨折10

約1か月後には

骨もたくさんできて

普通と変わらない生活が

できるように

なっています。

そして

新しい飼主さんも見つかり

幸せに保護されて

いきました。

この治療法は

ワイヤーやピンなど

異物を使わないので

後に膿んだりなど

心配がないという

利点があります。

それにしても

あ~

かわいかったな~。