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この子は
すぐにお腹がゆるくなって、皮膚病はずっと。
典型的な炎症体質です。
飼主様も食事を突き詰めていて、下痢は少なくなったけど、あと一歩のところで、皮膚病が上手くいきません。
フケ。。
まず、このフケを見ると亜鉛が必要だと感じます。
脂質の運搬もうまくいってなさそう。。
血液検査で答え合わせすると
やはり、脂質の運搬をつかさどるコレステロールが低く、亜鉛やマグネシウムの量に相関するALPも低めでした。
この子の炎症体質を治そうと思ったら、総コレステロールを最終目標140㎎/dlあたりまではあげたい。。
しかし、簡単には上げられません。なぜなら胃腸が弱いから、脂質を増やすとすぐ下痢します。
当院にてコレステロールを上げる方法・胃腸を強くする戦略を下のPDFファイルにまとめてあります。
そんなとき活躍するのが
「胃腸の栄養集めたサプリ」
「乳化済み脂溶性ビタミン」
「消化酵素」です。
「胃腸の栄養集めたサプリ」
胃腸のエネルギー源であるグルタミンや乳酸菌生産物質。入れ替わりの激しい腸粘膜細胞の分裂に必要な核酸。犬全般で不足しがちで、数百種類の補酵素に必要な亜鉛を、1日14㎎高容量で配合したサプリです(ひと月一袋消費で計算)
亜鉛不足の症状に合わせて重度であれば、さらに倍量や3倍量の亜鉛を追加する場合もあります。
「ビタミンDEKA(乳化済み)」
粘膜に必要な栄養素に脂溶性ビタミンであるビタミンAがあります。コレステロールが低いとコレステロールを原料に作られる胆汁酸の合成がうまくいきません。胆汁酸は脂溶性ビタミンの吸収にも必要なため、ビタミンAも不足して、特に胃粘膜は不調となります。
乳化済み脂溶性ビタミンは胆汁酸の機能である脂質の乳化を済ませてあるサプリであるため、低コレステロールの子でも上手に吸収され、粘膜正常化や抗酸化など様々な脂溶性ビタミンの機能を正常化することが期待できます。
最後にあるとさらに良い
「消化酵素ベジタブルエンザイム」
「消化能力が足りてない=消化酵素が少ない」と解釈しても良いと思います。消化能力を高めるために、食事に消化酵素を足して、タンパク質と脂質の消化を補助してあげることも重要です。
今回紹介した「胃腸の栄養集めたサプリ」「犬用ビタミンDEKA(乳化済み)」「C&Rベジタブルエンザイム」は楽天市場、もしくはBASEで購入しています。
慢性の下痢や皮膚病には高濃度亜鉛を含有した「胃腸の栄養集めたサプリ」を使用しています1