あら不思議/犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法5

このエントリーをはてなブックマークに追加
Bookmark this on Livedoor Clip
Bookmark this on Yahoo Bookmark
LINEで送る

炎症性腸疾患IBDの栄養療法1

フレンチブルドックは食物アレルギーをもつ子が多く、いろいろと注意しなければなりません。

この子もIBDで、食事やサプリでどうにかしたいところ。

しかし、IBDでもっとも摂取しておきたいグルタミンというアミノ酸はトウモロコシ由来のものが多く、トウモロコシアレルギーの子には少し反応が出てしまうかもしれません。

炎症性腸疾患IBDの栄養療法2

幸いアレルギー検査をされていたという経緯があって見てみると、がっつしトウモロコシアレルギーでした。

炎症性腸疾患IBDの栄養療法3

こんな場合には

サトウキビ由来のグルタミンがあるので、変更してもらい摂取してもらうことにしています。

炎症性腸疾患IBDの栄養療法4

胃や腸など上部の消化管粘膜細胞の主なエネルギー源はグルタミン。

大腸など下部の消化管粘膜細胞は乳酸菌が作る短鎖脂肪酸を主なエネルギー源としています。

消化管の仕事である消化吸収は、これらのエネルギー源を頼っており、タンパク質が不足しやすいIBDやタンパク漏出性腸症の病気の補助として、必須な栄養素と考えています。

炎症性腸疾患IBDの栄養療法5

 

この子も

サプリメントと適度な脂質が入ったアレルギーを避ける手作りご飯にしてもらい

ALB2.2→2.5

総コレステロール 92→165

下痢もなくなり

しっかり栄養がとれてきて毛がジュウタンみたいです。

 

使用したサプリメントや食事

・サトウキビ由来グルタミン

・乳酸菌生産物質

・手作りごはん

下痢や炎症性腸疾患についてYouTube動画も作成しております。
下記に張り付けていますので、よろしければご視聴ください。

 

犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法1

犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法2

犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法3

犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法4

犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法5

犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法6

犬の炎症性腸疾患/IBDの栄養療法7