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アンチエイジングや美容でも重要と考えられている栄養素
脂質。
控えすぎると
必須の脂質や
脂溶性ビタミンも不足して
肌はガサガサ、ガンをはじめ様々な病気の元となります。
このような脂質は
胆汁の助けによって体に吸収されていきます。
この子はそんな胆汁が出てくる部分が閉塞して
大変なことになりました。
ほっておいたら亡くなるところです。
食欲もなく
黄疸も強く出て
胆汁をためている胆嚢が破裂寸前です。
急いで手術
胆嚢を摘出して
胆汁がでるところの詰まりを流しているところです。
取り出した胆嚢はほとんど機能しない状態になっていて
中身もドロドロのよくない胆汁が入っていました。
手術の翌日には食欲旺盛
皿をなめまします。
術後6日目には
膝の上に乗ることをせがむようになり
退院となりました。
さて
この子の場合は
手術も無事に事なきを得たわけですが
手術をしなくて済むのであれば
そうしたいところです。
今現在。
胆嚢の異常に対して特効薬の様なものはないのですが
胆嚢が異常な粘液を出すことから
胆嚢自体の機能異常が考えられます。
栄養学的な解釈で考えると
糖質をとりすぎると異常に粘液がでたり、
上皮細胞の正常な機能の維持にはビタミンAが必要とされています。
このような栄養の過多や不足が
胆嚢異常の本質的な原因でないかなと考えているところです。
このような栄養のアプローチをすれば
頑固な胆嚢の異常も
手術回避ができるようになるのかもしれません。
なにより
この子の手術に耐える力
術後の回復力に驚かされ
手術をする側が助けられた気持ちでした。