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激しい雨の日に、道端で痩せこけてフラフラと歩いていたところを心ある飼主様に拾われて来た猫ちゃん。
命拾いしたものの、左眼の全体に炎症があり失明寸前。
眼が痛くて元気がない。。
半ば。眼球が片方なくなるだろうと話しながらも治療をしていたら
眼から、この物体が落ちて、ケロリと元気に。。
眼球も成長と一緒に大きくなり、眼は残されました。
さて
この物体は眼の中の構造物である水晶体ですが、なぜこんな治り方をしたのでしょう?
水晶体は、眼のレンズの役割をしていて透明な構造物です。
体の中で、自分の免疫が働いてしまう数少ない器官でもあり、周りを覆う膜が壊れると、体は異物と思い込み攻撃を始めます。
本来であれば、眼球全体が炎症して眼圧があがり、破けて眼が小さく縮んで、眼が潰れてしまうところですが、この子の再生能力が合わさって、水晶体だけ眼球から追い出して、水晶体がない眼球で立派に過ごしています。
子猫ってすごい!って思いました。